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正式な形式:42形制御電動車MC(クモハ)
主な使用線区は本山線の雀田〜長門本山(2.3km)と
一部小野田線の宇部新川ー雀田(6.3km)である。
のどかな雰囲気の中を、一両でゆったりと走っている。
現在、全国でも珍しい旧型国電である。
左の写真は、長門本山駅で出発準備中のクモハ42である。
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左上の写真は停車・ドア開放中のクモハ42。
左下の写真はクモハ12の台車。今の電車と違って随分と重厚である。
主な特徴:
- (1)車体の形状
- 制御電動車で両運転台付、1両20m
- (2)車内の特徴
- 片側2箇所の片開きドアー、座席はセミクロスシート
- (3)車体の色
- ぶどう色2号
- (4)定員
- 座席68名、立席36名、定員104名
- (5)自重
- 45トン、引張力3トン
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左上の写真はクモハ42の車内。イスや床、壁が木製である。
左下の写真はクモハ42の行先表示板。昔の客車を思い出させる。
クモハ42の歩み:
- (1)昭和8年ー昭和25年:
- 昭和8年に製造され、宮原電車区(大阪)で関西圏の国電として主要線区で活躍。
- (2)昭和25年ー昭和32年:
- 宮原電車区から田町電車区(東京)へ配属となり、首都圏東海地区で輸送の主力を担う。
- (3)昭和32年ー昭和56年:
- その後の新型電車の登場に伴い、伊東電車支区から宇部電車区(山口)に配属となり
ローカル線の花形として、宇部線、小野田線で51形、41形、55形と共に活躍。
- (4)昭和56年以降:
- 昭和56年3月宇部電車区に新型電車105系が配属され51形、41形、55形は廃車となるが、
42形は両運転台の特異性をいかして本山線専用車両として活躍。
- (5)平成8年3月現在:
- 全国で2両のみ。
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